≪アメリカンドリームの代表の吉川です。≫私の転倒満載の留学体験を少しご紹介しましょう。 「② え?退学の警告 Academic Probation? 何、それ?」
≪え?退学の警告? Academic Probation 何、それ?≫
私の転倒満載の留学体験を少しご紹介しましょう ②
(Academic Probation とは何か?を知る前のアメリカでの最初の学期中。)
東京で行われたマークシート式の留学試験に合格してアメリカ留学が決まった私は、
それからアメリカの大学の授業に備えて一生懸命英語の勉強に励む・・・ようなことはありませんでした。
高校3年、柔道部を引退した頃に親に原付のバイクを買ってもらい、そのバイクで毎日
遊び呆けていた日々にいっそう拍車がかかりました。留学が決まって以降、
学校が休みの時には、原付で広島から福岡へ、四国一周、山陰一 周、そして
JRの学割切符を使って北海道旅行へ、と、楽しい日々を過ごしていました。
さすがに親もあきれて、「英語の勉強をしなくて良 いのか。」と、言いましたが、
「アメリカに行って自分の国のことも知らないようでは恥をかく。」と、
私は耳を貸しませんでした。実際に は、「授業について行けなくて恥をかく日々」
を、送ることになるのですが。
その頃の私は、すべてにいい加減で、留学先の大学を選ぶのにも、
「英語で書かれたカタログを読むのは面倒だ。どこに行ってもどっちみち初めての
海外なんだから苦労はそう変わらないだろう。淋しくなったら海を眺めて
祖国の日本を思い出して頑張ろう。」と理屈をつけて、写真だけを見て選んだ大学は、
東海岸のノースキャロライナ州にあるMethodist Collegeという生徒数650名の
小さな大学でした。
高校を卒業し た年の8月に渡米。その後、「東海岸から見る海の向こうにあるのは
ヨーロッパだ!」ということと、「大学は海岸線から数100キロも離れて いて、
大学の写真に出ていた背景の青い部分は水平線ではなく、森林だった。」
ということを、大学に到着してから初めて知りました。(何 たるマヌケ!)
留学出発前に、「全部英語の授業」ということで不安が無かったわけでは
ありませんが、「まあ、行けば何とかなるだろう。」と、考えてい ました。
しかし、授業の初日に、「こりゃ、なんともならんわ。」と分かりました。
授業の英語はチンプンカンプンだし、教科書は意味が分 からない。
1回の授業で20ページ近く教科書が進んでいる(らしい)のですが、どんなに
夜更かしして教科書を読もうとしても、辞書を引き ながらではまどろっこしい
ばかりで埒があきません。
このままで行くといったいどうなるんだろう、という不安の中、中間テストを受け、
期末テストが終った後で、「このままで行くとどうなるのか」が、やっと判明
しました。
日本の友人達からの手紙だけが心の支えだった私が、寮の郵便ボックスに
手紙を取りに行くと、そこには大学からの成績表も一緒に届いていました。
私の成績表の手紙には、他の学生のものには 入っていないピンク色の紙が
余分に入っていて、一番上に、[Academic Probation]と書いてありました。
そのピンク色の紙を読んでみたのですが、GPAとかdismissal とか知らない単語
だらけで意味が分かりません。そばに居たアメリカ人学生に見せて内容を尋ねて
みると、[Oh boy… You are in danger.] という分かりやすい英語でつぶやきながら、
内容を読んだ後、説明をしてくれました。
要約すると、[Academic Probation] とは「学問的警告書」という意味で、
「お前は成績が悪すぎる。もし今のままの成績で改善が見られ ないのなら、
あと一学期でお前を退学にする。」ということが書かれてあるのだそうです。
高校時代、あるいはもっと前から、直視しないようにしてずっと逃げ回っていた
現実が、初めて私の前に立ちふさがった瞬間でした。
≪つづく≫
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