アメリカ名門大学を含め卒業率90%以上
留学のアメリカンドリーム

留学体験談

2017.10.13 閲覧数:178

《アメリカあるある その④》「アメリカで物を置き忘れるとどうなるか・・・」

 前のページで、返済不要の「アメリカ大学奨学金留学プログラム」に参加して

Minnesota State University, Moorheadに留学したばかりの、香川県立高松北高校出身の

中川龍之介君がカフェテリアにアイパッドを置き忘れて、気が付いて戻ってみたら

すでにアイパッドはそこに無く、あきらめかけたら数日後に戻って来たが、

誰かがそれを着服しようと不正アクセスしていた、という事例をご紹介しました。

《アメリカあるある その③》 「キャンパス内で盗難に遭いました」【アメリカ大学留学体験記】

 

 アメリカで物を置き忘れたらどうなるか、今日はそのお話を少ししましょう。

日本ではどこかに物を置き忘れても、戻ってみると、それはそのままそこにあるか、

もしくは遺失物センターや警察に届いている、という事の方が多いと思いますが

アメリカではまずそのようなことは無いとお考え下さい。

 

 かつて私がアメリカの大学生だった頃の話です。私が卒業したのは1984年、

ロサンゼルスオリンピックの年でした。UCLAを卒業したばかりの私は、

そのままLAオリンピックのジャパンプールという日本の報道関係各社で作る

集合体の通訳として、オリンピックの仕事に従事しました。

 

 ある日、母校が会場となっている体操競技の取材を終え、世界中の報道関係者の

集まる IBC (International Broadcasting Center:国際放送センター)に入りました。

真夏の取材で汗をかいていた私は、トイレに入って洗面所で腕時計をはずして

顔を洗いました。ハンカチで顔を拭きながらトイレを出た私は、トイレの中に

腕時計を忘れたことに気づき、わずか30秒後にそのトイレの中に戻りました。

その間、誰もその男子トイレから出てきた人はいません。

 

 ところが洗面所の鏡の前に置いておいた私の腕時計はそこにありませんでした。

そこにいる誰かが腕時計を持っていることは明らかだったので

「誰か、ここに置いておいた私の腕時計を知りませんか?ほんの1分前です。」と、

大きな声で問いかけましたが、全員知らん顔です。ちなみにそのトイレの中には

5~6人の人間が居ましたが、IBCは一般エリアではなく、オリンピック専用の

報道関係の身分証明書を首からかけている人しか入れない規制区域です。

 

 私は再度、「この中の誰かが私の腕時計を持っていることは明らかです。

遺失物センターに届ける手間は不要なので、今、私に渡してください。」と、

大きな声で言いました。すると一人の男性が、私の隣の洗面台で手を洗いながら、「Hopeless… This is America, you know!!  無駄だよ。ここはアメリカだぜ!」

と、つぶやきました。

 

 そうです。これがアメリカの常識です。この手のレッスンは他にもあります。

1979年式の中古バイクを個人売買で買ったら、そのバイクの年式は2年ほど

偽られていて、実は1977年式だったと後で分りました。つまり何百ドルか高く

買わされてしまったわけです。売主はカリフォルニア州立大学の教授でした。

バイクの売買契約の時に、

「バイクのおまけとして、君にひとつ大切なレッスンをしてあげよう。

この国では自分の身を守れるのは自分だけだ。覚えておきなさい。」

と、言われたのを、その時思い出しましたが、登録も終えてすでに手遅れでした。

 

 アメリカと日本の違いの分かる、こんな話があります。

「アメリカ人が、今日はなんて良い日だ!と実感する日とは:

  新しい仕事が見つかった!

  道で500ドル入った財布を拾った!

  女房との離婚が成立した!」

 

 先日この話を「CAP:留学準備コース」のカウンセリングの中で話しました。

「これがアメリカの基準だよ。日本なら財布を拾ったら当然警察に届けるので、

それは良い日ではなく、むしろ余分な手間がかかる日とも言えるのにね。」と、

話しました。今年のCAP生の中には、韓国生まれ、韓国育ちの男子生徒がいます。

私は何の気なしに、「韓国でもそうだろう?」と聞くと、彼はこう言いました。

「韓国ではほとんどの人が財布を拾ったら、

 中身のお金を抜いて、財布だけポストに入れます。」

 

「え?アメリカと同じようにお金を着服しちゃうの?

 でもなんでその後、財布をポストに入れるの?」

 

「韓国では18歳になると身分証明書が発行されて、

 みんなそれを財布の中に入れてるんです。ポストに入れておくと

 それを郵便局の人が見つけて、身分証明書を頼りに本人に届けるから、

 財布は本人の手に戻ります。悪い人に拾われると財布は返って来ません。」

 

「なるほど。日本では財布もお金も戻って来る。

 韓国では財布だけ戻って来る。アメリカでは何も戻って来ない。

 これが各国で財布を落とした場合の基準という訳か。」

 

 この記事を読んでいる現役留学生の皆さん、周囲にいる各国からの留学生たちに

「あなたの国ではお金の入った財布を拾ったら、多くの人はどうしますか?」

と聞いてみてください。面白い事例があったら、教えてくださいね!!

 

 

アメリカンドリーム

吉川浩司

 

 

 ★ ☆ ★  ☆ ★ ☆  ★ ☆ ★

 

アメリカの大学が、返済不要の奨学金を日本人留学生に支給します。

説明会 広島会場はこちらへ!!

↓ ↓ ↓

アメリカ大学奨学金(返済不要)説明会

https://www.americandream.co.jp/2016-02-16-04-46-57/19-seminar-1-seminars-2010-03-21-iyeo.html

 

 

 

 

 

 

 

 

このページの先頭へ