2017.8.4 閲覧数:225
私は、週に一度、福山平成大学という私立大学で非常勤講師として授業を
担当しています。前期は「地域スポーツの組織・経営、スポーツプロモーションⅠ」
そして後期は「地域スポーツの行政・政策論、スポーツプロモーションⅡ」という、
いずれもスポーツに関する授業です。
大学で教えるようになったきっかけは、福山平成大学からの依頼で、
同大学の海外プログラムの企画・催行を担当したことが始まりです。
このプログラムは、「アスレチックトレーナーセミナー at SMA」と言って
10年以上を経た現在も隆盛に続いていますが、オーストラリアの医療機関、
“SMA:Sports Medicine Australia オーストラリア医科学研究所” において
実践的なアスリーツのサポートについて学ぶものです。
プログラムでは、オーストラリアのトップアスリーツ養成のための国家機関
AIS: Australian Institute of Sports や、キャンベラ大学での講義も含まれています。
アカデミックな分野に関しては、本学の学科長とSMAのディレクターが毎年内容を
更新して、最先端技術の紹介も行われる専門的な内容ですが、毎年何人かの
リピーターもいる人気プログラムに育ってくれており、私も毎年の実行を大変
楽しみにしています。
そして、このプログラムがきっかけとなって、福山平成大学とキャンベラ大学の
交流が始まり、昨年からは互いの大学を訪問しあう、相互交流が始まりました。
今年もキャンベラ大学から9名の学生、引率教授、コーディネーターの11名が
やってきました。
学生たちは、アッと言う間に打ち解けて、あまり流暢とは言えない英語と、
身振り手振り、そしてスマホの翻訳機能を駆使してとても楽しそうに交流しています。
異文化交流の第一歩、「まずは相手に興味を持つこと」という段階ですが、
両大学の今後の交流に関して今回も様々なことが話し合われました。
キャンベラ大学の訪日計画には、2020年の東京オリンピックへの貢献も
視野に入っています。ここからこの相互訪問がどのような形に育っていくか、
楽しみな事業のひとつです。
(株)アメリカンドリーム
代表取締役 吉川浩司