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留学ワンポイントアドバイス

2017.2.3 閲覧数:1,789

294. 「なぜ日本にはITの分野にあるような、革新的な新しい仕組みが出てこないのでしょうか?」

 Facebookの創業者である、マーク・ザッカーバーグ氏が世界有数の資産家として

数えられている、という報道がありました。このニュースを見て思い出した、

現在のホームページに引っ越しする前に記載した過去の記事を、備忘メモを兼ねて

再掲させてください。

 

 以下の記事は2012年2月1日、今から5年前に書いたものです。ザッカーバーグ氏は

わずか5年間で世界の頂点に上り詰めた訳です。以下に書いている、日本とアメリカの

違いについて、今でも私の考えは変わっていません。

 

 

========== Hiroshi YOSHIKAWA wrote ========

 

 Facebookの株式上場に寄せて、日本商工会議所の会頭が、

「なぜ日本にはITの分野でこんな革新的なものが出てこないのでしょうか?」

というコメントを発した、と、今、NHKのニュースで報じていました。

 

 僕は、その原因は日本の大学入試制度にあると思います。日本の大学入試は、

「正解はひとつ。その、正解の 〇 の数の多い人が勝ち。」というテストであり、

採点の都合もあるのでしょうが、「これを知っていますか?」という

マニアックな問題をはじめ、「正解はひとつ。それ以外は0点、すなわち価値無し。」

という試験の制度になっていると思います。

 

 反面、ITのように、現在利益を上げている技術は欠陥だらけです。

パソコンの画面が固まるのは当たり前。いきなり画面が消えるのも、

データが途中で全部消えるのも当たり前。

「すべては壊れる。という前提の元にデータ管理等含めて、自分で管理してください。

依頼されれば有償で修理はしますが、いかなる損害に対しても補償はしません。

それを納得した人だけに使わせてあげます。」というのが、パソコン等を使用する際の

同意条項ではないでしょうか。

 

 ところが、日本が台頭した技術の分野、例えば自動車産業はどうでしょうか?

ホンダの創業者の本田総一郎氏は、「バカ野郎!車屋の仕事にミスがあったら

人が死ぬんだぞ!」と、ハンマーを持って社員を追い掛け回した、という逸話を

聞いたことがあります。つまり、日本を押し上げた技術分野では、「完璧以外は受け付けるな。」

という姿勢と粘り強い努力が、戦後の日本の奇跡の経済成長を実現しました。これは大変尊い

日本の仕事に対する姿勢の根幹だと思います。

 

 しかし、そういった会社や社会の求めに合う若人を創出する役目を担った日本の

教育が、「失敗を認めない」という教育になってしまいました。その結果、

「失敗するより何も挑戦しないほうが、目だって叱られないだけ得じゃないか。」

という社会の風潮を生んでしまったように思います。

 

 これではアメリカを代表とする、「止まって当たり前。壊れて当たり前。

不完全で当たり前。」という基準、そういう考え方の社会に人材を送り出す教育、

求めていた回答とは違う答えに対しても、「OK。そういう考え方もあるね。

グッドトライ!」という社会が繰り出す、新しい商品やビジネスのスピードや仕組み

にはかなわないでしょう。

 

 日本が革新的なものを生み出す力を押し上げたいのなら、

「大いに失敗せよ!だって本当に失敗は成功の母なのだから。」ということを、

国民全体が信じることから始めなくてはいけないのではないでしょうか?

 

 東大からノーベル賞学者は一人も出ていないそうです。「日本の入試は失敗を認めない。

失敗は無価値である。」という競争を勝ち抜いた人達が、二十歳を過ぎて、

つまり分別ある大人になってから、わざわざ失敗をはらむ挑戦を、日本の仕組みの中でやる

可能性は皆無と言えるでしょう。結果として、失敗の向こうにある、「独創的な発見」が、

とても出にくい環境になってしまっていると思います。 

 

 かくして我が国は、「失敗するよりも何もしない方がまし。」という国になっていく。

そしてアジアを始めとした、前に進もうとする活力を持つ国々の中で、

「あ、日本はそこに居たの。気がつかなかった。」という、見過ごされていく国に

なってしまう、と私は感じています。

 

 私は若い人達に言います。「じゃぁまあ、やってみたら?少なくとも、君が失敗しても

この地球は終わらないよ。筋金入り、というのは失敗をしたことのない無傷の人を

言うのではない。たくさんの失敗の痛みを知った上で、ニッコリ笑って、自分の行く道を

しっかりと見据えている人を言う。」

 

 「僕は一度も失敗したことがありません。」と、いう人より、

「一生懸命やったんですけど、残念ながらたくさん失敗しました。

しかし、その全ての挫折から立ち上がって、今、ここに居ます。」という人に、

私は魅力を感じます。そしてまた、こんな人が増えた方が後に続く人が増える。

つまり選手層が厚くなるので、国としては好都合である、と思います。。

 

 

 国の根幹を担う日本の教育が、「どんどんやってみろ。この失敗は面白いじゃないか!」

という姿勢に変わっていくと、これからの日本はもっと活力ある国になるように思います。

 

 「俺の中学の理科の先生は、『両生類の動物を1つ挙げよ(イモリ)、

爬虫類の動物を1つ挙げよ(ヤモリ)、哺乳類の動物を1つ挙げよ(タモリ)』

と書いたら、配点5点のところ10点くれた。。。」(ツイッターで発見)という、

そんな裁量が(社会から)先生方に与えられた方が良いと私は思います。

 

 

アメリカンドリーム 

代表取締役 吉川浩司

 

 

 

 

==========  End of copy ==========

 

ここからは、アメリカンドリームの広報です。

 

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