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2017.1.26 閲覧数:2,273

293. 【盟約書調印】 62年の時を経て広島女学院とUniversity of Mount Union 盟約書に調印 

 

 かつて1500ページほどのボリュームがあった、このアメリカンドリームのホームページですが、

残念ながらサーバーのセキュリティーの都合で、2016年に以前のホームページを閉鎖して

新しく作り直すことになって現在のホームページとなりました。その時に過去のページは

閉鎖せざるを得なかったのですが、いくつかのページはバックアップを残しました。

 

 今日は、その中から一つ復活掲載して皆さんにご紹介させて頂きたいと思います。

 

=====The araticle starts here ======

 

 

 アメリカンドリームがお手伝いしているプログラムに、記念すべき日が訪れました。

 

***** ***** *****

 

 広島女学院(以下、女学院) と マウントユニオン(以下、UMU) の交流の歴史は1952年秋、

女学院の卒業生である村上芳野がUMUに入学した年に幕を開けた。

 

 第二次世界大戦後、広島生まれで、戦時中も広島に暮らした村上芳野はUMUにおいて

日本からの初めての留学生であり、UMU 在学中、大変学業優秀で、また周囲からも尊敬される学生であった。

 

 UMU卒業後、不幸に癌を発症し、天逝した。しかし、彼女の功績に敬意を表するため、

UMU1968年に「村上芳野奨学金」を設立し、爾来途切れることなく4年に一度、

女学院の卒業生を受け入れている。

 

 両校の絆を強固にするため、UMU20077月に「黒瀬真一郎ピースアワード」を設立した。

これは素晴らしい教育者であり、学校法人広島女学院の院長、理事長である

黒瀬真一郎氏の功績を称えるものであり、優秀な女学院の卒業生に授与される奨学金である。

 

 2010年春学期、UMUは女学院の短期研修に対し、全面的な協力を開始した。

この研修では女学院の生徒はUMUのあるアライアンス市に1週間滞在し、

大学の授業への参加、地域でのボランティア活動、広島は平和に関する

プレゼンテーション発表などを実施する。

 

 このプレゼンテーションはUMUのみならず、地元のその他の学校においても、

世界で平和を構築する重要性について主張するものとなっている。

 

***** ***** *****

 

 これは、先日 女学院の理事長・院長である黒瀬真一郎氏と、University of Mount

Union の学長である Dr. Richard Gieseとの間で正式に調印された盟約書の冒頭部分です。

 

 1952年に端を発した両校の交流は62年の歴史を重ねたことになりますが、正直なところ

その間、ずっと活発な交流が行われていた訳ではありません。発端となった村上芳野さんを

祈念して創設された「村上芳野奨学金」は、一度も途切れることなく4年に一度のバトンが

受け継がれてきましたが、その奨学金受給者を決定する該当年度以外の年では、

この奨学金と両校の関係に対する興味が薄れていた期間もありました。

 

 その歴史を掘り起こして、村上芳野さんのご遺族を訪ね、当時の様子を詳細に蘇らせた

のが、以下の調印式の写真を向かって右手側から見守っている Harold Hall 氏です。

左手側から見守っているのは、かつての「村上芳野奨学金」の受給者であり、そして

現在University of Mount Unionで教授を務めている Dr. Oyabu-Mathis, Naoko

大藪先生です。そして中央に居る若い学生が、現在の「村上芳野奨学金」と、

「黒瀬真一郎ピースアワード」の受給者です。

 

1.40Dr Giese signature

 

 両校の歴史を大切にし、これらを正式な物として未来に継承するために多大な尽力を

された、黒瀬真一郎理事長・院長と、Dr.Giese 学長は、ともに2014年度をもって退任

されるため、この調印式は、日米両国で日時を合わせて関係者によるWitness (立会)

のもとに執り行われました。

 

 以下の写真が日本側での調印の模様です。向かって右側から署名を見届けているのが

女学院中学・高校からの短期研修を企画立案した英語科の高見先生、そして左側から

見届けているのが、初代引率教員としてこのプログラムの骨子を固めた Jerry O’Sullivan

先生、そしてそのお隣が東日本大震災による原発事故の影響などの中、派遣を継続させた

女学院中学・高校の星野校長先生です。

 

1.40 kurosesignature

 

 その他に、この調印式の写真には写っていませんが、「黒瀬真一郎ピースアワード」と、

「女学院中学・高等学校の短期研修」のアメリカ側の初代責任者だったMr. Scott Slabough

大藪先生と共にUMUでの女学院中学高校生の受け入れと平和学の授業にご尽力

くださった Dr. William Coleman、そしてScott 国際部長の後任として、現在、グループ

の受入にご尽力いただいている Ms. Dawn Adams のお名前をここに記して

敬意の念を表します

 

 長い歴史と多くの人達の尽力に支えられてバトンが受け継がれている、この両校の

関係、今年(2015年)も3月に第6代目の訪問ミッションが、広島女学院中学・高等学校から

派遣されます。

 

 アメリカンドリームは、これまでに姉妹都市盟約調印式や、姉妹校提携、大学間交流盟約

など、過去から未来への交流と友情を誓う場面のお手伝いをさせて頂きました。これらを

アメリカンドリームでは、「歴史に残る仕事」と位置付けており、未来の検証に耐えうるよう

「protocol: 国際儀礼」に基づいた盟約書面の作成、調印手順等のコーディネートを

遂行させて頂いています。そういったお手伝いをさせて頂けることに感謝するとともに、

関係者の方々のたくさんの汗と熱意によって形となった交流が末永く、人の命の有限さを

大きく越えて続いて行って欲しいと願っています。

 

(株)アメリカンドリーム

代表取締役 吉川浩司

 

====== End of article  ======

 

 上記の記事の中でご紹介した、この両校の歴史を掘り起こして

ここまでの活発な交流に育てられた Harold Hall 氏のもとに、

なんとオバマ大統領から感謝の手紙が届きました。

 

 この手紙は、オバマ大統領が現職の米国大統領として初めて

2016年に広島を訪問する際、広島の被爆の資料とともに

広島女学院の被爆から復興の様子を紹介し、

広島訪問の折に、広島女学院を訪問するように要請した

Hall氏からの手紙と資料に対する感謝の手紙です。

 

 *オバマ大統領からの感謝の手紙は、こちらへ!!

    ↓  ↓  ↓

    292. オバマ大統領からの感謝の手紙

   https://www.americandream.co.jp/2016-02-16-04-52-51/125-292.html

 

 

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https://www.americandream.co.jp/2016-02-16-04-46-57/19-seminar-1-seminars-2010-03-21-iyeo.html

 

 

 

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