| ☆ Work and Learn 「夢と感謝!」 奨学金留学体験記 ☆ |
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| 作者: Administrator | ||||
| 2010年 4月 23日(金曜日) 07:07 | ||||
Work and Learn 「夢と感謝!」
「俺は有名な映画監督になる!」週刊少年ジャンプ系の漫画にもありそうな意気込みで、多大な努力と犠牲と運が必要とされる道を僕は選んだ。良くも悪くも規模のでかいアメリカ映画の技術と産業を学ぶため、2008年1月、ミズーリ州の Lindenwood University マスコミュニケーション専攻で奨学生として入学。現在は、授業料・寮費・食費の年間総計の半分以上を大学から支給される奨学金でカバーし、近い将来、映画学部で有名な大学への編入することをめざして日々準備している。
Lindenwood University は1827年設立、西アメリカでは2番目に古い大学であり、在籍学生数6,000人以上、80カ国からの留学生数700人以上というリベラルアーツカレッジだ。 Lindewood University の奨学金はWork & Learnという合理的な制度が採用されている。奨学生の大半は、週10時間以上(1セメスターで150時間以上)のキャンパス内で仕事(Work & Learn)に参加することが入学当初からの約束、カフェテリア、図書館、郵便オフィス、コンピューター管理、チューター、グランド整備、キャンパス内警備等、講義の合間にWork & Learnの学生がキャンパスのあちらこちらで仕事をしている。難しい労力や技量を必要としない仕事は全て学生達が行っているという環境だ。この制度の短所と思われるのは、学生の適正や技量等あまり関係なく誰でも何かしら仕事をすることが可能であるため、働く場所の人間関係や環境、システムの効率が悪い場合もありストレスを感じることがある点だ。いずれにせよ週10時間以上の労働は、英語力の高い留学生であっても大変である。
入学1年目のWork & Learn は特別な理由がない限り、“食っても食われるな”のカフェテリアでみっちり鍛えられる。給仕、皿洗い、掃除などの飲食業はタイムシートにより、すべて記録されるのでサボることはできないのだが、なぜかシフトやスケジュールは存在しない。「人手が少なく人の数倍働いた」「人手が多すぎてあまり働くことがなかった」など労働量がばらばら。文化や人間性の違いも出てくる。日本人の“もったいない精神”と掃除は世界一ではないだろうかと感じるほど価値観の大きなズレがあり僕には辛かった。カフェテリアでの仕事の長所は、1セメスターでWork & Learn 制度の通常規定より60時間余分に働くとその超過分はアルバイト代として現金支給となることだ。留学生は有給の労働が禁じられているのだが、キャンパス内の仕事に限り、大学側の許可があれば勤務可能な時間制限はあれども有給で働くことが可能となる。時給800円程度であるが、有給の労働を禁じられている留学生が空き時間を有効利用し、自力でお小遣いを捻出するには悪くないシステムだと思う。ただし本分である学業をきちんとこなした上での話しである。
Work & Learn の最も良いと思った点は、春夏冬の長期的な休みにも授業をとりながらキャンパスで働くことができるという事。週約40時間の労働で、寮費、食費、学費、すべてカバー、やろうと思えば数カ月の休みで個人的負担全く無しで勉強しながら過ごせる。僕の去年の夏の仕事は汗と水と日焼けのグランド整備。体力と精神も鍛えられたが、もちろん授業もあったので頭も鍛えられた。
そしてこのセメスターからは、幸運にもキャンパスのテレビ局 LUTV Stationで働くことが可能になった。深夜にラボで勉強していた時、テレビ局の人と意気投合、働けるよう推薦してくださった。カフェテリアでの仕事と同じくサボることはできないし、ほぼ全員アがメリカ人で会話に着いて行けない時もある。編入するためにGeneral Education (一般教養)の教科ばかりとっていて、正直なところ、いつになったらめざす映画やメディアが学べるのかと不安に思うことがあったが、今こうしてテレビのカメラワークや編集をやっている。小さな大学のローカル番組だが、"What do you do for Work & Learn, Hiroki ?" と聞かれた時、"Ah... Just shooting at LUTV Station." "Wow ! TV station?!" みたいな会話があると、「あ、俺ってすごい!?」とか勝手に思えてきて、言葉や異文化の壁なんかどうでもよくなってくる。この前までカフェテリアでフライドポテトを揚げたり皿洗いをしていた僕が今や「スタンバイ、3,2,1、キュ!」とか言っているのだ。これはおもしろい。
個人的にこの奨学金制度を備えた大学に入学を希望する留学生の傾向は、僕のように、将来は授業料は高くマンモス校だが名の知れた大学に編入するため財力をセーブしている学生や、もしくは財政上厳しいが学びたい一心で頑張っている学生だと思う。この二つに共通することは「自分の育った環境を見て、現実と理想との差が激しくても、少しでも希望や夢を持ち、自分のやりたいことに挑戦したいと思っている人達」であるように思う。他国や自国に関係なく、そんな彼らとは話が尽きることはなく、お互いに心が熱く躍動している部分を分かち合うことができる。
まだまだ隙だらけで余裕のない留学生活1年ちょっとを送っている若い僕だが、家族をはじめ、応援してくださっている沢山の皆さんには本当に感謝している。そして日頃、お互いに励まし合いながら頑張っている友人達の存在や、温かく、厳しく勉強を助けてくださる先生方も決して忘れてはいけない。そして故郷、広島のアメリカンドリーム社の皆さん、留学は孤独であるようで、実はそうでもなかったりするんですね。なんとかこのセメスターをストレートAで逃げ切り、映画名門校UCLAやUSC編入に近づきたい。そしてお世話になった人々に、広島風お好み焼きと自分の自主制作映画を渡したい。もちろんどちらとも自信作だと胸を張って言えるように、これからも頑張りたいと思う。
馬場 弘基
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| 最終更新 2011年 6月 21日(火曜日) 02:32 |











