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≪ハーバード大学の名物教授:サンデル先生の授業 『正義について』のご紹介≫
★★★★☆⇒⇒⇒ これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
アメリカの大学の授業は大きく分けて二通りです。ひとつはレクチャータイプと言って、教授が生徒達の前で講義を進めていくもので、日本の中学や高校で行われている授業のように、先生主導で進められます。
もうひとつは、「ディスカッションクラス」と言われるもので、教授が最初の質問を学生に投げかけたり、あるいはクラスオープナーと呼ばれる、最初の問題提起を受け持つ学生の発表を皮切りにして行われたり、といくつかのパターンはありますが、このディスカッションクラスは学生達の意見をもとに展開されていくものです。
今回ご紹介するハーバード大学のサンデル教授 の書いた、 これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学 という本は、ハーバード大学史上最高人数の受講者数を記録した、サンデル教授の授業を著した本で、日本でもNHK教育テレビで全12回に渡って放映され、大いに人気を博しました。私もこの放映を見ましたが、通常のディスカッションクラスは10名前後の少人数で行われることが多い中、この講義は1,000人以上の学生を前にして行われていました。その人数には驚きましたが、討論の内容の面白さに思わず引き込まれる素晴らしい授業でした。
嬉しいことに、現在この授業をインターネットを通じて見ることが出来ます。[ i Tunes University]で、[Harvard University]のページに入って、そこから[Michael Sandel ]先生の授業を選ぶと、サンデル教授の授業を見ることができます。残念ながら字幕はありませんが、サンデル先生の英語はとても分かりやすいし、表情豊かに、ユーモアを交えて話しているので、英語の力試しにもなると思います。
サンデル教授は、授業の中で、「あなたは暴走列車を運転しています。このまま進めば線路上で作業をする5人をひき殺してしまいますが、右の線路に列車を向かわせれば、そちらにいる一人を犠牲にするが5人は助かります。あなたはどうしますか?」と、学生に問いかけます。
大多数の人が、「5人を助けるために、一人の方の線路に列車を向かわせます。」と、答えるでしょう。それでは次に、「今度は貴方は、列車の運転手ではなくこの様子を橋の上から見ている第三者です。目前で、5人の作業員が事故死しようとしています。と、貴方の横で橋の上から身を乗り出して見ている太った男性が居ます。この男性を貴方が突き落とせば、さっきと同じく5人は助かります。さて貴方は・・・?」と、この続きはサンデル教授の授業で!
まだ、残念ながらこの授業が聞き取れない、という方は、まずは日本語に翻訳されたサンデル教授の授業に触れることから初めてみてはいかがでしょうか?
私が、カウンセリングでよく使う言葉、「学ぶ楽しさ」を、実感することができる一冊です。アメリカの大学へ留学を考えている人にはお薦めです。
本についての詳細は
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これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
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