| 136.「アウェー戦を勝つために」サッカーU-18日本選抜チームに帯同してオセアニア遠征! |
|
|
| 作者: Administrator | |||||
| 2011年 12月 21日(水曜日) 05:27 | |||||
≪アウェー戦に勝つために≫
U-18日本選抜サッカーチームに帯同してオセアニア遠征
私がかつて2002年ワールドカップの日本招致委員会の国際部員として、各国に出張していた頃の話です。私はニュージーランドに住むオセアニア大陸サッカー連盟の会長から、FIFA(国際サッカー連盟)加盟国オセアニア大陸連盟の日本代理人に任命されました。
日本代理人としての任務は、「日本とオセアニア諸国のサッカーを通じての交流の推進」です。この肩書によって、私は、「日本にワールドカップを招致するための国際部員」としての立場と、「オセアニアサッカー連盟諸国のサッカーの普及・強化のために、日本の協力を得る日本在住の代理人」の立場、という二つの役割を持つことになりました。
サッカーについては丸っきり素人だった私に、(財)日本サッカー協会の岡田国際部長(当時)は快くアドバイスとご協力を下さり、「吉川さん、それではU-18日本選抜チームをオセアニアに派遣して試合をしよう。そのための手続きを整えてくれ。」と、フィージーとニュージーランドへの強化を兼ねた国際親善ツアーの実行が決まりました。
ちょっと複雑なのですが、私は、「U-18日本選抜チーム、を迎えるオセアニア大陸側の人間」である訳ですが、FIFAの役職を持つ人たちは、そのほとんどがお金持ちで、オセアニア大陸側からは出張経費が支給されないだろう、ということを岡田国際部長は慮ってくださって、「吉川さん、この時期、日本サッカー協会も人材が手薄なので、吉川さんは日本チームの広報担当ということで同行してくれないか?その代り、旅費その他の経費は日本サッカー協会が出すから。」ということで、「迎える側」の私が、「訪問する側」の日本代表チームの一員として帯同することになりました。
この代表団の団長は、現在の日本サッカー協会副会長の田嶋幸三さんです。選手は高校生ですが、後に日本代表チームや J リーグで活躍することになる、柳沢敦、船越優蔵、平瀬智行、平間智和、佐藤悠介、都築龍太、犬飼敬三、小林成光、松本大樹、福田健二、岡本淳一、廣山望、などの選手がおり、監督はアルゼンチンの名選手、マラドーナを指導したカルロス・パチャメ氏でした。
多くの示唆に富むオセアニア遠征でしたが、なかでも記憶に強く残っているのが、団長の田嶋幸三さんの言葉です。財政に乏しいフィージーサッカー協会の手配でホテルが用意されていたのですが、手違いでスタッフ用の部屋が一部屋足りません。皆、疲労のかさむ遠征では個室でくつろぎたいのが本音です。正直不満を隠せないスタッフを前にして田嶋さんは言いました。「じゃあ、良いよ。僕と吉川さんが相部屋になるから。吉川さん、良いよな?僕とルームメイトで。」もとより、私に異存があろうはずもなく、「田嶋さんとルームメイトになれるなんて光栄ですよ!喜んで!」と、私と田嶋さんは数日間のホテルでの相部屋となりました。
このホテルは、部屋が足りないだけでなく、エアコンの効きも今ひとつです。また、一応、水洗トイレではあるのですが、大をした後、流れが悪いので、お尻を拭いたトイレットペーパーを便器に流さず、横に置いてあるバケツに入れなければなりません。さすがに恐縮した僕は、「田嶋さん、オセアニア連盟に報告してホテルを代えてもらいましょうか?」と、聞きました。
田嶋さんは言いました。「吉川さん、これで良いんだよ。これから日本のサッカーが強くなるためには、アウェー戦で勝てるようなチームにならなければいけない。試合の前夜にホテルの外で地元サポーターが一晩中笛や太鼓を打ち鳴らして選手を眠れないようにするのは当たり前。部屋に何度も電話を入れたり、エアコンの効きを悪くしたり、非常ベルを鳴らしたりだってあるかもしれない。そんな中でも試合に臨み、そして勝つのが世界戦を戦うプレーヤーだよ。そういう意味で、国際試合をこんな高校生世代で体験し、トイレにお尻を拭いたトイレットペーパーを流せないなんてのは、選手にとって素晴らしい体験だよ。」
田嶋さんは、選手たちに食事の食べ方の指導もするように、と、パチャメ監督に促していました。「消化吸収のこともさることながら、一切の生水を口にしないために、生野菜ではなく、必ず火を通した野菜を食べる。ミネラルウオーターと称して、水道水をビンに入れられることを恐れて必ずガス入りの炭酸水を飲む。」など、これらもアウエイ戦を戦う場合の心得でした。
「試合結果ではなく、この遠征を通じて選手たちが何を学ぶか、ということが一番大切なんだ。」と言っていた田嶋さんでしたが、「U-18日本選抜チーム」はオセアニア遠征試合を全勝し、日本に帰還しました。いくつかのトラブルに見舞われましたが、多くの思い出を作ってくれた遠征試合でした。
ちょっとした思い出話をご披露しましたが、私は自分の「留学カウンセラー」という仕事を自分の天職だと思っています。 「留学は不利と不便と不快の連続だろう。アウェー戦を数年間に渡って挑むのが留学なんだから、不便は当たり前のことだ。その環境の中で目標を達成して、ニッコリ笑って帰国するために出発するのが留学だ。心してかかれ!」 こんな話をしながら、彼らが目標達成して帰国するのを手助けするのが、私の仕事です。そこに大いにやり甲斐を感じます。
素晴らしいことが、たくさんありますように・・・!!
株式会社 アメリカンドリーム 代表取締役 吉川浩司 (FIFA国際サッカー連盟加盟国オセアニア大陸連盟 日本代理人)
***********************
【アメリカ大学留学奨学金(返済不要)説明会 広島】 ↓ ↓ ↓
大学・大学院・短大・専門学校への留学 アメリカ大学留学奨学金プログラム
|
|||||
| 最終更新 2012年 1月 24日(火曜日) 07:31 |










