| 84.就職についての考え方の日米比較 ② 【ビジネスアイデアについてのアフリカの友人とのお話し】 |
|
|
| 作者: Administrator | |||||
| 2011年 4月 23日(土曜日) 07:07 | |||||
就職についての考え方の日米比較 ② 【ビジネスプランについてのアフリカの友人とのお話】
この話題で書き進める上で、 83.就職についての考え方の日米比較 【創業経営について】 の項目の最後で私は、「次回は、創業を目指してアメリカの大学で学ぶ人達の姿勢は?と、いうことをお話しましょう。」と書いて結びました。今日は、その実例として以下、アメリカの大学で私が交わした雑談で、ちょっと驚いた内容をご紹介しましょう。
アメリカの大学の経営学部在学中、カリフォルニア大学ロサンゼルス校に編入する前、サンフランシスコの小さな大学での会話です。同じ経営学部に籍を置くアフリカの国からの留学生サイフル君とのカフェテリアでの会話です。
「ヒロシ、お前は卒業したら日本に帰って会社を作る、と言っていたな。俺も同じように卒業したらアフリカに帰って自分の会社を作るつもりだ。お前はどんなビジネスプランを持っているんだ?」
「いや、ビジネスプランと言っても、僕にはまだそんな具体的なものはないよ。ただ、僕は製造業よりサービス業の方が自分の性に合っているような気がする。」
「そうか。もしまだ決まっていないなら、俺と組まないか?俺にはすでに具体的なプランがあるんだ。」
「ほう。それは興味があるね。サイフル、聞かせろよ。お前のビジネスプランを。」
「うん。俺のプランはこうだ・・・・」として、サイフル君はこんな話をしました。
【アフリカからの留学生 サイフル君 20歳のビジネスプラン】
1. アフリカにあるサイフル君の国はまだ発展途上であり、これからの発展が期待できる。
2. 国の発展の上で、これからは(アメリカのように)女性の社会進出が顕著になるだろう。
3. 彼の国の女性は家事をするだけで、全く社会で働いていない。これは欧米などの先進国と比べて労働力が半分しか発揮されていない、ということである。
4. これから欧米諸国に倣って女性が社会進出を考えるようになると、彼女達がどうやって働く時間を捻出するか、がポイントになってくる。
5. 家事の中で時間を取られるのが洗濯だ。今、サイフル君の国の女性達は全員手洗いで洗濯をしている。この洗濯にかける時間を節約できれば、女性は社会に出て働けるようになる。
6. そこでサイフル君は、お国に帰って洗濯機を売り出したい。しかし、今の彼の国の人達は購買力が低いので、日本から中古の洗濯機を輸入して販売したい。 (*この中古の洗濯機を日本で集めて送る役目を僕にやって欲しい、とのこと。)
7. サイフル君の国からは多くの鉄鉱石等の天然資源が日本に輸出されているが、その帰りの船に、「いつまでに送れ」という期日指定なしで空いたスペースに載せてもらう、ということだとかなり安く中古洗濯機を積み込んでアフリカまで送れる、ということが調べた結果分かった。
8. 最新式である必要はまったく無い。むしろ構造が簡単な旧式の洗濯機の方が望ましい。(彼曰く、彼の国では電圧が安定していないので、最新式だと故障しやすい恐れがある、とのこと。)
9. しかし中古だから、当然壊れる恐れがある。それを修理するのも自分の会社で手掛ける。ちなみに、「洗濯機は洗濯層の中の空いたスペースに洗濯機の中古部品を色々つめて一緒に送ってくれ。輸送の運賃は荷物の体積で決まるはずなので、中身の空きスペースに入れた部品は送料がかからないことになる。」とのこと。
10. 自分は洗濯機の販売の他に、『洗濯機の修理技術を教える学校』 を作るつもりだ。ここでアフリカの男性達を教育する。もちろん授業料を取って教える。
11. 生徒の中で優秀な者は自分のスタッフとして雇って、販売と修理を両方担当させる。ここで一番大切なのはアフリカにある部族間の対立関係だ。この部族間の関係を上手に使って信頼できる販売ネットワークを作る。
12. 販売ネットワークさえできれば、後はそこに商品を投入すれば色んなものが売れる。
そして、彼はこう結びました。
「どうだ。ヒロシ、俺と組まないか?」
私は、同じ年齢でありながら、思考力と言うか、意識と言うか、計画性と言うか、そう、・・・すべての面で彼にかなわないと思ってガックリして、あやふやな返事をしたのを覚えています。
しかし、サイフル君だけが特別だった訳ではありません。「世界は広いんだろうなあ。」と留学前に思いましたが、「やっぱり広かった。優秀な人、面白い人はそこら中に居るんだな。」ということを実感したアメリカでの大学時代でした。
そのせいもあるのでしょうか。私は今でも自分と違った人と話をすることに大いに興味を持ちます。あの頃の 「ガックリ」 と違って、今は、「なるほど!それは素晴らしいな!」と、素直に思えるようになったことが、私の成長といえるのかもしれません。
(株)アメリカンドリーム 代表取締役 吉川浩司
大学・大学院・短大・専門学校への留学 アメリカ大学留学奨学金プログラム
高校留学 語学留学 ジュニア&ユースプログラム シニアプログラム
|
|||||
| 最終更新 2011年 4月 25日(月曜日) 05:27 |










