アメリカの大学留学に出発して初めての経験の連続。そんな中で少しづつ

成長していく彼らの姿は、我々留学カウンセラーにとって、大いに励まされ、

また自分の遠い昔を懐かしく思い出す事もあります。

 

 広島県立国泰寺高校を卒業して、返済不要の「アメリカ大学奨学金留学プログラム」

に申込んでイリノイ州のLidenwood University に留学した大江直樹君から

1学期終了報告とともに、相談のメイルが入りました。見知らぬ土地に降り立って

瑞々しい努力を重ねる彼ら新米留学生とのやり取りをご紹介しましょう。

どうぞご高覧ください。

 

 

===== Naoki OE wrote =====

 

吉川さん、八木さんお久しぶりです。

Lindenwood University-Bellevilleに在学中の大江直樹です。

広島にも雪が降り始め、厳しい寒さが続いているそうですがいかがお過ごしでしょうか。僕は5日前から冬休みに入り友達とフロリダで半袖半ズボンで暮らしています!

 

英語が聞き取れず、喋れず、夜も一時間おきに目が覚めては動悸が止まらない極度ホームシックから始まったアメリカ留学でしたが、気がつけばあっという間に最初のセメスターが終わりました。オランダ人のルームメイトともとても仲良くなり、喧嘩もよくしますが彼のおかげでリスニングとスピーキングが伸びたように感じます。キャンパス内での生活は、食事や寮内で共同で使うトイレやシャワーに不満はありますが、それ以外は特に問題なく過ごせています。

 

学習面では、今回14単位をとって無事に全てAで終えることができました。その中でも心理学のクラスとスピーキングのクラスが難しかったように思えます。心理学の教授はどの生徒も口をそろえていう厳しい教授で、課題やテストが大変でしたが何度も教授のところへ質問に行き結果として良い成績を得ることができました。スピーキングはプレゼンテーションが何度もあり英語がうまくしゃべれない自分にとってはかなり過酷でしたが、教授が留学生に非常に理解のある方で大目に見てもらえた気がします。

 

さて、少し相談があるのですが自分は今心理学をメジャーにしています。心理学のクラスを通して、人間がどう感じて、どう考えて、どう行動するのかを学 ぶことができるのはとても興味深く面白みを感じます。自分は心理カウンセラーよりも心理学をビジネスの形で応用したいと考えており、クラスの中で広告に使われている心理的テクニックについて学んで以降、ぼんやりではありますが心理的テクニックを使って何かを企画りたり、売ったりしていくことに興味が湧いてきました。

 

そう考えると心理学よりもビジネス系を専攻したほうが就職とも結びつきやすいのではないかと考えるようになりました。友達やアドバイザーに相談してみると心理学のほうに面白みを感じるのなら心理学を専攻するべきだという意見や、心理学を専攻してもビジネスに関係した授業を選ぶことができるという意見ももあれば、ビジネスの関係したことをやりたいのならビジネ スを専攻するべきだという意見もあり様々です。

 

自分の考えでは、心理学の方に興味が傾いていて、やりたいことを学ぶべきだと考えています。就職のこととなると詳しくはわからないですが四年間でビジネスに関係のある心理学のクラスを取っていく中で、その様な職種においても不利になることはないのではないかと思っています。クラブ活動も視野に入れており、取得できる単位数や卒業までにかかる時間を考慮して専攻は一つにするつもりです。

 

自分が学ぶことであって人によって左右されるものではないと思っていますが、よろしければ是非吉川さんのご意見をお聞かせください。

 

大江直樹

 

===== End of copy =====

 

 

 

これに対して私は以下のように返信しました。

 

 

 

====== Hiroshi YOSHIKAWA wrote =======

 

大江君、

元気そうでなにより!!

初めての学期をストレートAで終了したとはたいしたものだねえ!!

それと、「極度なホームシックから始まった。」と言うのが大いに結構。

その上で状況を改善できたというのは良い経験になったことでしょう。

 

さて、以下の質問について、「AD生は情報を集めたうえで自分の責任で

決断する。」と言う前提のもと、僕の考えを書きましょう。

 

1.CAPで教えたように、学部レベルでは専攻科目だけでなく、

General Educationとして、専攻以外の授業も取らなくてはいけません。

その際、Major(第1専攻)と、Minor(第2専攻)としてMajorに

一番興味のある科目を、そしてMinorで2番目に興味のある科目を

重点的に取ることができます。学位はMajorに対してだけしか与えられませんが

履歴書にはMinorも書いて構いません。卒業までの単位数を増やして

ダブルメジャーとして2つの学位を取得して卒業することも可能です。

この想定のもと、「Major: Psychology、 Minor: Business Administration」

としてはどうですか?

(大学によってルールが少しづつ違う場合があるので、MajorとMinorを決める

ことによって卒業単位数が変わるかどうかを大学に確認しておくと良いでしょう。

恐らく総単位数を増やさなくても既定のMinimum requirementを満たすだけで

学位が取れると思います。)

 

2.この決定は今でなくとも、上記のような想定を考えながら心理学とビジネスの授業を取り、2年生が終わるころまで今の考えが変わらなければ、その時点でMajorと

Minorを決めれば良いと思います。

 

3.もう少し踏み込んでコメントしましょう。ビジネスに興味を持ちながら心理学の

勉強をするのは良いと思いますよ。僕は1年~3年まではビジネスメジャーでしたが

UCLAに編入する時、UCLAには学部レベルにビジネス専攻が無いので

(大学院にはありますが)迷った後で、専攻をEconomics に変えて出願し

UCLAで専門教科を2年かけて取り直して卒業しました。

その時、ビジネスをほぼ3年学んだ時点で、こう考えました。「経営学の授業は

将来経営者になりたいと考えている自分に適してはいる。しかし、

これらの実務的な内容は社会に出て自分の意志で学ぼうと思えば、本や実地の仕事

を通じて学べないこともないなあ。それに対してEconomicsは学問的に人や社会の

動きを、経済(お金の流れ)を使って解説しようというもので、これは社会に出て

働くようになったら、よほど強い意志が無いと学問的にジックリ考える機会は

少ないのではないか?言い換えれば、このままビジネスを学んでいかに利益を上げるか、というテクニック論を身に着けるよりも、経済を学んで、広い視野で社会全体の動きを見ることができる経営者になる方が、魅力があるのではないか?」

これがUCLAにEconomicsで出願する際の最後の決定理由でした。

 

4.その結果はどうだったか?UCLAで学んだ経済学は、実は僕の予想以上に高度で

成績的にはそれなりの数字で卒業できましたが、正直なところ、「社会の動きを

経済の流れから理解する」というレベルまで行くことはできませんでした。

ただ、創業30年を迎えた今年、過去を振り返ってみて、こう思います。

「自社の経営にあたって、僕はいかに利益を上げるか、よりも、自社が社会の中で

どのような役割を果たす会社であるべきか?と言う点を重要視してきたように

思います。そしてそれに満足しています。」もしかすると、これはBusiness MajorからEconomics Major に変えたことが影響しているかもしれません。

 

5.ひとつ言えることは、大学3年生の時に専攻を変える際、本気で考えて答えを出した。あれから30年以上が過ぎてみて、「あの時に一生懸命考えて出した答えは、自分にとって正解であった。おかげで幸せな人生を歩かせてもらえた。」と認識しているという事です。

 

6.蛇足ながら、アメリカのトップランクのビジネススクール(経営大学院MBAプログラム)ではこのようなことを言っていました。「ビジネススクールに入るために学部レベルで経営や経済などお金に関わる勉強をしておくべきか、と言うとまったくそんなことは無い。どうやれば利益が上がるかという事はうちの大学院に来れば教えられる。しかし、魅力ある経営者になるには人間としてどのような考えや行動をするか、にかかっていて、これはMBAでは教えられない。

人としての基礎が作られる学部レベルで芸術や人間心理、倫理や社会の仕組みなど、幅広く学んで人としての幅を広げておくと良いだろう。

最終的に良い人材は魅力ある人のもとに集まるものだ。つまり良い経営とは、

良い人材を集めることに尽きるが、その答えは君自身の中にあるのだ。」

 

1学期目のスタートは大いに結構!!

これからも色々なものを見て、色々なことを考え、多くの違った考え方にふれながら

しっかり学ぶと良いと思いますよ!!

 

素晴らしいことが、たくさんありますように・・・!!

 

アメリカンドリーム

吉川浩司

 

=======End of copy =======

 

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大江君も申し込んで出発した

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